アーマが蓄積するとさまざまな症状が出る。

○ ヴァータに関連した症状
   便秘、消化力の減退、日中の眠気、おなかがぐるぐるいう、身体のあちこちの痛み、関節のきしみ、頭痛
○ ピッタに関連した症状
   体臭・口臭が強い、尿や便がとても黄色くなる、酸っぱいものがこみ上げる、皮膚の炎症やかゆみ、喉や胸がやけるような感じ
○ カパに関連した症状
   口の中がねばねばする、鼻が詰まっいる、耳や目や肛門から粘液が出る、食欲がない、食べ物に関心がない、げっぷが出ない

ちなみに心の不調もアーマが原因。
たとえば、鬱の状態になるときは、まず、気持ちが重く沈みこみ、やる気や好奇心が低下する。
それが悪化すると、自分に自信がなくなり、怠惰になり、外出や人と会うのがいやになる。
その一方で、何かひとつの考えに固執したり、ネガティブな感情を引きずったり、部屋にものを溜め込んだりする。
そして鬱になっていく。

アーマはこのような状態を引き起こしたり、このプロセスをどんどん進行させる。
アーマ(毒素)は、心も重く鈍く、停滞した質をもたらす。

アレルギーが起こるときと同様、何らかのきっかけが加わることで気分が不安定になり、神経過敏の状態になる。
そのままの状態が続くと、病的な不安、緊張、躁鬱、パニック障害などに進行することがある。
(例によって蓮村誠さんの「麦茶毒だし健康法」から引用)

つまり、日々毒だしを行うことは、身体だけでなく心の健康を保つ意味でとても重要なこと。

身体の不調が、心の不調と密接に関係していることは、古来から知れ渡っている。
その身体の不調を起因するものとしてのアーマが、心の不調にまで関係しているというわけだ。

病を得たことで、心まで病んでしまうというパターンは数多くある。
それを別々に対処しても直すことは難しい。身体も心もその原因を掘り下げ、まず蓄積したアーマを排出することから始めなければならない。

そのためには、毎日の白湯のみと、麦茶もいいようだ。
白湯は一日5、6杯までと制限されるから、それ以外は麦茶で補うようにすればよいわけだ。

麦茶はもちろん煮出したもの。できれば有機栽培のものが望ましいのは当然。
麦茶による毒だしは、たくさん飲みすぎなければヴァータの人、適度に冷やす効果もあるのでピッタの人、そしてカパの人にもとても効果的。

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