アーユルヴェーダ始めてみます!

ひょんなことから出会ったアーユルヴェーダを実践しつつ深めていく日々の様子を書き綴る。

春遅い信州でも、あっという間に桜が満開。
開花から満開までわずか4、5日。
そんなときは桜の色が白っぽくなるとか。
そう言われてみればそうかなぁ。

満開後、晴れは一日だけ、あとは寒い曇りと雨降り。

毎年大渋滞の道路も、この天候では客足も鈍り、スムーズに流れる。
地元民としては大いに助かるわけだが、少し寂しい気もする。
この寒さで、花は長持ちして、まだまだ見ごろが続いている。

というわけで、体調不良がまだまだ続いている。
たぶん酸素量は90を切っているだろう。
こうなるととても花見の気分でもなくなる。
病は気から、気は病から 気は心 相乗作用でますます落ち込むことになる。

「部分即全体」という考え方が東洋にはある。
「部分はすなわち全体であり、全体はすなわち部分である」

心の中という見えないところ(全体)が、必ず見える部分(住まい)に現れるということ。
(色即是空)
家の中が散らかっているのは、心の中が散らかっているということ。
机の上にものが溢れているのは、頭の中も整理されていないこと。
家の中、机の上を片付けることで、心や頭の中も整理できるということ。
心や身体がすっきりすれば、病とも折り合いが付く・・・・につながるのか?

なるほどなるほど

本気で「断捨離」などという考えが頭の中に渦巻いてくる。
もともとヨガの「断行」「捨行」「離行」から来ているというのを聞いたことがある。
とすれば、ここでまたアーユルヴェーダとのつながりが見えてくる。

ものに支配されない生き方、自分自身が好きなものを軸とした生活に変えていくこと。
そのために不要なものを捨てていくことで、より快適な人生を手に入れる。
そして「もの」の中には当然、物質としてものもあれば、情報もあるし、人間も含まれてくるだろう。

とりあえず、物置と化した事務所の片づけから始めよう!
jimusho2


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情緒が不安定なことが、心にもからだにも良くないことは想像に難くない。

上辺だけ取り繕うような生活を長年続けてきたこと、
喘息に関しても対症療法に頼り切って症状緩和のために、どれだけの薬品に身体をさらしてきたか、
日常の食生活も食品添加物や農薬や化学肥料に汚染されたものを何十年も食べ続けてきたわけだし、
今は休んでいるもののお酒も長年飲み続けてきた。
そして止めて15年以上経つタバコにしてもその害はまだまだ残っているわけだ。

それを白湯の毒だしを始めたからといって、早急に結果が出るわけではないだろう。
でも、それに期待してしまう自分がいるのも事実だ。

15年前に体調不良から会社を辞めたのだが、その3月も歩くのが困難なほど酸素が取り込めない状態になっていた。
そこから対症療法の薬を飲み始めたわけだ。

思い起こせば、この季節ずっと体調が悪い状態が続いている。

(アーユルヴェーダにおける6つの季節)

シシーラ・ルトゥ(2月・3月中旬)※冬
ヴァサンタ・ルトゥ(3月中旬・4月)※春
グリシュマ・ルトゥ(5月・6月)※夏
ワルシャ・ルトゥ(7月・8月)※雨季
シャラダ・ルトゥ(9月・10月・11月)※秋
へーマンタ・ルトゥ(12月・1月)※初冬
(インドにおける季節区分)

ヴァサンタ・ルトゥではカパ・ドーシャ、
ワルシャ・ルトゥはヴァータ・ドーシャ、
シャラダ・ルトゥではピッタ・ドーシャが増える。

この季節 カパが乱れて体調を崩すということがわかる。
カパの乱れは花粉症や喘息などアレルギー性の疾患につながるわけだ。

冬は、身体において熱を発生させようとすると代謝をあげる必要があり、代謝が活性化されると、食べ物をいつもより多く食べたくなる。
いつもより多い量の食べ物を食べることで、それらは消化され体重の増加に繋がる。
また食べ物を食べ過ぎるということは、体重が増えるということだけではなく、消化しきれない不純物を身体内に溜めてしまうことにもなるわけだ。

春になり、動き始めることで身体にも熱が戻り、また春の太陽の熱によっても、身体内に固まっていた不純物が解け始める。
不純物は解けるとすぐに外に出始め、これらが身体に症状として現れ始めるわけだ。

アレルギー症状として、鼻水が出たり、目から涙が出たり、鼻づまり、頭痛、痒み、咳、体が重い、鈍い、風邪をひきやすくなるなど。
これら全てはアーマ(未消化物・毒素)が身体内に溜まっていたことに起因すると考える。
アーマは春にできたものではなく、冬の間に溜まっていた不純物が春になって出きたもの。
冬の季節に適切な生活習慣を行っていなかったということ。

春の季節に体調を崩しやすくなるというメカニズムは、春に生み出される問題ではなく、その前の冬の季節に原因があるとアーユルヴェーダでは教えている。

このような理由から、一年の中で春はデトックスを行うには最適な季節ということになる。

冬の間にとっていた「甘いもの」「しょっぱいもの」「酸っぱいもの」から
ゆっくりと「辛いもの」「渋いもの」「苦いもの」を摂るようにしていく。
行動、日課、食事やスパイスを、ゆっくりとヴァータの季節からカパの季節へと変換していく。

春に薦められるスパイスとしては、「ジンジャー」「ミント」「オレガノ」「ブラックペッパー」「クミン」「ターメリック」など。
また「グリーンビーンズ」「ニガウリ」「セロリ」「葉野菜」、春の味覚フキノトウ、ノビルなど「辛いもの」「渋いもの」「苦いもの」として大変良い食べ物ということ。

いましっかりと毒だしを行うことが初夏から夏へと、体調や気力を充実させるためにも必要だ。

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アーマが蓄積するとさまざまな症状が出る。

○ ヴァータに関連した症状
   便秘、消化力の減退、日中の眠気、おなかがぐるぐるいう、身体のあちこちの痛み、関節のきしみ、頭痛
○ ピッタに関連した症状
   体臭・口臭が強い、尿や便がとても黄色くなる、酸っぱいものがこみ上げる、皮膚の炎症やかゆみ、喉や胸がやけるような感じ
○ カパに関連した症状
   口の中がねばねばする、鼻が詰まっいる、耳や目や肛門から粘液が出る、食欲がない、食べ物に関心がない、げっぷが出ない

ちなみに心の不調もアーマが原因。
たとえば、鬱の状態になるときは、まず、気持ちが重く沈みこみ、やる気や好奇心が低下する。
それが悪化すると、自分に自信がなくなり、怠惰になり、外出や人と会うのがいやになる。
その一方で、何かひとつの考えに固執したり、ネガティブな感情を引きずったり、部屋にものを溜め込んだりする。
そして鬱になっていく。

アーマはこのような状態を引き起こしたり、このプロセスをどんどん進行させる。
アーマ(毒素)は、心も重く鈍く、停滞した質をもたらす。

アレルギーが起こるときと同様、何らかのきっかけが加わることで気分が不安定になり、神経過敏の状態になる。
そのままの状態が続くと、病的な不安、緊張、躁鬱、パニック障害などに進行することがある。
(例によって蓮村誠さんの「麦茶毒だし健康法」から引用)

つまり、日々毒だしを行うことは、身体だけでなく心の健康を保つ意味でとても重要なこと。

身体の不調が、心の不調と密接に関係していることは、古来から知れ渡っている。
その身体の不調を起因するものとしてのアーマが、心の不調にまで関係しているというわけだ。

病を得たことで、心まで病んでしまうというパターンは数多くある。
それを別々に対処しても直すことは難しい。身体も心もその原因を掘り下げ、まず蓄積したアーマを排出することから始めなければならない。

そのためには、毎日の白湯のみと、麦茶もいいようだ。
白湯は一日5、6杯までと制限されるから、それ以外は麦茶で補うようにすればよいわけだ。

麦茶はもちろん煮出したもの。できれば有機栽培のものが望ましいのは当然。
麦茶による毒だしは、たくさん飲みすぎなければヴァータの人、適度に冷やす効果もあるのでピッタの人、そしてカパの人にもとても効果的。

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